マチュア無線免許取得から開局・運用開始までの手順

アマチュア無線をはじめるためには、免許の取得と無線機器の購入、知っておくべきルール等があります。


そこでここでは、アマチュア無線を始める際の準備の仕方について、順を追って説明したいと思います。


順番としては、次のステップで説明します。


Step1 まず最初に無線従事者免許証を取得する必要があります。国家試験または講習会を受けましょう。


Step2 無線機を実際に購入します。無線従事者免許証が取得できる見込みが立ったら購入しましょう。


Step3 開局申請を行い無線局免許状を取得します。開局申請では購入した無線機に関する情報を記入します。


Step4 最後に無線局免許状が取得できるまでの間に、無線機で交信する際のルール等を調べておきましょう。


試験か講習会を受け、無線従事者免許証を取得する


アマチュア無線の無線機を操作するためには、無線従事者免許証を持っている者でなければ操作することができません。


アマチュア無線を始めるためには、まずは無線従者免許証を取得しましょう。


無線従者免許証の取得方法には3通りの方法があります。


1. 国家試験を受験し合格する方法
・公益財団法人 日本無線協会が行う国家試験を受験し合格後、無線従事者免許申請を行います。


2. 講習会を受講して修了試験に合格する方法
・一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)が行う養成課程講習会を受講し、修了試験に合格する
・株式会社キューシーキュー企画(QCQ企画)が行う養成課程講習会を受講し、修了試験に合格する。


3. eラーニングで受講して修了試験に合格する方法
・株式会社キューシーキュー企画(QCQ企画)が実施する養成課程eラーニングを自宅のPCやタブレットで学習し、日本全国に300ヶ所以上あるCBTテストセンター(運営:株式会社CBT-Solutions)にて出向いて修了試験を受け合格する。


無線機を購入する


アマチュア無線の無線機は、無線従事者免許証が取得できる見込みが立ったら、無線従事者免許証が届くまでの間で購入しましょう。


そもそも、次の段階の無線局免許状を取得するための開局申請は、無線機を購入しないと取得できません。


購入する際のポイントとしては「技術基準適合証明」を受けたものを購入しましょう。


「技術基準適合証明」を受けた無線機であれば、開局申請を行う際に記入方法が簡単になります。

開局申請し、無線局免許状を取得する


無線局免許状を取得するには開局申請が必要です。


開局申請方法には、書類で申請する方法と、インターネット(電子申請)でする方法の2つの方法がありますので、自分に合った方法で申請してみましょう。


なお、無線局免許状は無線設備の種類や設置場所によって申請する必要があり、5年ごとに更新する必要があります。


・書類申請をする場合
「アマチュア局個人・社団用開局用紙」を近くの書店やアマチュア無線機器販売店、あるいは一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)でお買い求めください。インターネットでも販売されています。


・電子申請をする場合
インターネットで申請する場合は、総務省の「電子申請届け出システムLite」でできるようになっています。電子申請システムLiteを利用するためには、システム利用IDとパスワードを取得する必要があります。


パソコンが得意な方は、手数料の安い電子申請。苦手な方は書類申請をするのがお勧めです。


アマチュア無線で交信する際のルールを知る


準備が整ったからと言ってやみくもに電波を出すとダメです。アマチュア無線で交信を楽しむ前に知っておくべきことを列挙しますので、無線局免許状が届くまでの間に知っておきましょう。
(※後日詳細に解説します。)


・バンドプラン


・コールサイン


・フェネティックコード(英文・和文)


・RSレポート


・交信記録としてのログの取り方


・QSLカード


・交信方法


まとめ


・国家試験に合格するか、講習会を受講して無線従事者免許証を取得する


・「技術基準適合証明」を受けた無線機を購入する


・書類で申請する方法と、インターネット(電子申請)で無線局免許状を取得する


・アマチュア無線の交信する際のルールを知っておく

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