【決定版】泉質の種類を徹底解説!温泉の“個性”がわかる泉質ガイド

温泉地に足を運ぶと、「単純泉」「硫黄泉」「炭酸水素塩泉」など、さまざまな“泉質名”を見かけます。
しかし、いざ泉質を意識しながら温泉を巡ってみると、「泉質の違いがよくわからない」「効果の差は?」「どう選べばいいの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。

実は、日本の温泉法では温泉を 10種類の泉質 に分類しており、それぞれのお湯には明確な特徴があります。
匂い、色、肌触り、効能、入浴感、身体への作用──これらはすべて泉質によって決まると言っても過言ではありません。

ここでは、温泉好きなら絶対に押さえておきたい 泉質の種類と特徴を徹底解説 します。
これを読めば、温泉に入ったとき「なるほど、この感覚はこの泉質だからか!」と納得しながら楽しめるようになります。


■ 1. 単純温泉(単純泉)

【特徴】

もっとも多く見られる泉質で、成分濃度が低く 刺激が少ない“やさしいお湯” として知られています。
匂い・味・色に強い特徴がないため、「クセがない湯」と表現されることも多いです。

【入浴感】

・肌にやわらかく、長湯に向いている
・敏感肌の人や子どもも入りやすい
・“入ればわかる落ち着き感” が魅力

【期待される効果】

・疲労回復
・リラックス
・不眠改善
・ストレス軽減

特に旅館や観光地では人気が高く、「万人受けする泉質」と言えるでしょう。


■ 2. 塩化物泉(海の成分が豊富な“あったまりの湯”)

【特徴】

温泉に含まれる 塩(塩化ナトリウム) が主成分。
湯上がりに肌の表面へ塩の皮膜が残り、その皮膜が熱を逃さないため、強い保温効果があります。

【入浴感】

・お湯が重く、しっとり
・肌の保湿を感じる
・湯冷めしにくい

寒い地域や海沿いに多く見られます。

【期待される効果】

・保温、保湿
・冷え性改善
・筋肉疲労
・切り傷ややけどの回復を助ける

“しょっぱい温泉”と表現されることもあり、冬の温泉旅におすすめ。


■ 3. 炭酸水素塩泉(美人の湯と称される“つるすべ湯”)

【特徴】

“重曹泉”として知られ、肌の古い角質を落とす クレンジング効果 が高い泉質です。
入浴すると肌がつるっとするため、美肌の湯として女性にも人気。

【入浴感】

・ヌルッとした肌触り
・洗い上がりはスッキリ・スベスベ
・湯あたりはやわらかめ

【期待される効果】

・美肌
・皮脂除去
・にきび改善
・くすみの軽減

「湯上がりがサラサラになる」と実感しやすい泉質です。


■ 4. 硫酸塩泉(傷に効く“しっとり系の美肌湯”)

【特徴】

炭酸水素塩泉が“つるスベ”なら、硫酸塩泉は “しっとり保湿系”
血行を良くし、肌の再生を促す働きもあります。

【入浴感】

・湯ざわりはマイルド
・しっとり感が残る
・温まりやすい

【期待される効果】

・肌の再生を支える
・切り傷・やけど
・高血圧
・生活習慣の改善

全国的に分布が多く、旅行先でよく出会う泉質です。


■ 5. 炭酸泉(二酸化炭素泉)

【特徴】

炭酸ガスが溶け込んでおり、入浴すると小さな気泡が身体につく シュワシュワ系の温泉
血行促進に優れ、医療的にも研究されている泉質です。

【入浴感】

・しゅわっと気泡が付く
・ぬるめでも非常に温まる
・心拍負担が少ない

【期待される効果】

・血圧低下
・心血管系のケア
・冷え性改善
・疲労回復

ヨーロッパでは“心臓の湯”と呼ばれるほどで、現代でも人気急上昇中。


■ 6. 硫黄泉(温泉らしい香りの代表格)

【特徴】

独特の 卵が腐ったような香り(硫化水素) を持つ、温泉好きにはたまらない泉質。
自然の恵みを強く感じる“温泉らしい温泉”です。

【入浴感】

・とても温まりやすい
・刺激があるので長湯は注意
・白濁(にごり湯)も多い

【期待される効果】

・血管拡張
・代謝アップ
・皮膚病
・殺菌
・高血圧改善

“これぞ温泉!”という体験をしたい人におすすめ。


■ 7. 酸性泉(刺激強めの個性派。殺菌力が非常に高い)

【特徴】

酸度の高い温泉で、強い殺菌作用 を持ちます。
草津温泉に代表されるように、刺激的で印象に残る泉質です。

【入浴感】

・ピリッとした刺激
・クセが強く入りごたえ抜群
・肌の弱い人は短時間で

【期待される効果】

・水虫や皮膚病
・殺菌
・新陳代謝促進
・湯治効果が高い

クセが強い分、温泉ファンには人気が高い泉質です。


■ 8. 放射能泉(ラドン泉)

【特徴】

微量の放射性物質を含む温泉で、医学的な研究も多く行われています。
身体に良い刺激を与え、ホルミシス効果による健康作用が期待されます。

【入浴感】

・さらっと軽い
・長湯に向く
・刺激は少ない

【期待される効果】

・免疫力向上
・痛みの緩和
・リウマチ
・呼吸器疾患

昔から湯治場として人気のある泉質です。


■ 9. 含鉄泉(鉄分たっぷり。湯の色が変わる)

【特徴】

鉄分を含む温泉で、空気に触れると茶色や赤色に変化するのが特徴。
“サビ色の温泉”として記憶に残りやすい。

【入浴感】

・鉄の香り
・少し重め
・身体が温まりやすい

【期待される効果】

・貧血予防
・冷え性改善
・自律神経を整える

温泉の色と香りを楽しみたい人におすすめ。


■ 10. 含銅・含アルミニウム泉

【特徴】

全国的に数は少ない“レア泉質”。
特有の渋みや湯色があり、個性的な入浴感が魅力です。

【入浴感】

・青緑系の色になることも
・味はやや金属系
・湯あたりは強め

【期待される効果】

・殺菌
・皮膚疾患
・炎症の鎮静

温泉マニアの間では密かに人気の泉質です。


■ 泉質を知ると、温泉がもっと楽しくなる

泉質を知ることは、温泉の楽しみ方を“ワンランク上”へ引き上げてくれます。
同じ「温泉」であっても、泉質によって香り、肌触り、色、刺激、湯上がり、効能のすべてが変わります。

  • 美肌を目指すなら 炭酸水素塩泉・硫酸塩泉
  • とにかく温まりたいなら 塩化物泉・硫黄泉・炭酸泉
  • 刺激が好きなら 酸性泉・硫黄泉
  • 湯治を求めるなら 放射能泉や酸性泉
  • クセのある濁り湯が好きなら 硫黄泉・鉄泉

といったように、目的や好みに合わせて選ぶことができます。

温泉旅行を計画する際、泉質を意識して選ぶと、自分の理想にぴったりの温泉に出会える可能性がぐっと高まります。

ぜひ、次の旅では「泉質」を手がかりに、あなたの心と身体が喜ぶ“最高の一湯”を探してみてください。

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